部屋探し怠けたやつを見捨てる

部屋探しが、遅遅として進まぬ。一体どうすれば。「へえ、大変ね」他人事のように申すわなぁ。「他人事やけど」親友が困難に陥れば、黙って見過ごさぬのが、普通じゃ?

「けど貴女の場合、自業自得だもん」部屋探しでどーゆー事?「例えば、私は以前、貴女を住まわせた事がある」大分昔の話ね。同棲時代、今や遠き日。

「別に恋愛感情などあった訳でもなく、単に部屋探しの…一人暮らし、参考にと思ったまで」承知よ。で?

「実際同居してみれば何?毎日朝・昼・晩・籠りっきり。おまけに一切家事を手伝わず、部屋探し怠け…正直、最悪だったわ」あちゃー。「軽い言葉!誤魔化さんで頂戴!」

そりゃ失礼。此方も事情あるわ!「どんな?」例えば…そう、猛犬!「は?」番犬代わりと思う訳よ。私いれば空き巣も入れず、家安全。

「屁理屈大概に…。むしろ空き巣入った方が、物無くならず済むわ!」酷い!

「事実だもん」まあ怒る気持ち、理解出来る。「反省してる?」当然。「だから私、今回もう見限っとる訳」残念。